うちの水槽内で一番大きく、威張っているコバルトスズメがいます。
渋く、深いブルーが光ってきれいなんですが…こやつ、困ったクセが2つありまして。
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その1)新人いじめ
その2)砂堀り工事
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名前がないと不便なので・・・・・えー、とりあえず「ヒカリモノ親方」って呼ぶん。
長いから「親方」でいいか。
▼親方

まず新人いじめですが、今回は「ソメワケヤッコ」を執拗に攻撃しています。
ここで、「あれ?ソメワケなんていたっけ?」と思った方・・・
知らなくて当然です。 だって書いてませんから♪ (*ノω・*)テヘ

実は先日テンジクダイ追加した日に、同時にソメワケも入れていたんですよ。
でも、ソメワケって最初は餌付けに難があるし、うちはスズメダイもたくさんいて更に厄介でしょ?
それに、このところヤッコは連敗続き。
「うまくいくかなぁ・・・?」と、正直心配でしてね。
だから…だまっていたんです。
▼でも餌付け済みの個体が手に入ったんですよ♪ (*ノω・*)テヘ

さすがに、まだ餌の争奪戦には参加できませんが・・・・。

…などとハラハラして見守る中、10日ほど経過した現在、動きもよく人工餌にも反応してます。
心配していた白点も全く憑いていないため、今頃公表したというわけです。
やっぱり「おさすい」にはソメワケが必要です。
「え?…へたれ?」・・・・・あー、そーですとも。(#゚Д゚)y-~~
▼どんとこい! おらぁ!

しかし予想外の伏兵は、この「親方」でした。
以前ソメワケ入れたときは全くスルーだったのに、今回はやたらしつこく追いまわします。
とにかく、これじゃ餌どころではないし、このまま「負けグセ」がついてしまうと、餌の争奪戦にも加われず餓死してしまう怖れがあります。
ちなみに、前回ソメワケを追いかけていたのは、チェルブの「ちぇる美」でしたが、今回は全くスルー。
魚の考えていることはホントわかりません。

・・・・さて、ここで話を「親方」に戻しましょう。
それから、もう一つの「困った要因」の砂堀り。
これは、前々から悩みのタネだったんですが、「親方」が「あくあの塔」の基部全体を縄張りとしてて、まるで地下壕のようなトンネルが出来上がっています。
これは、サンゴによくないのはもちろん、白点や水質低下の原因にもなりかねません。
▼「あくあの塔」 (この塔の地下約7割が親方用地下要塞)

しかし、この「親方」、非常に狡猾かつ慎重なヤツでして。
それで、今までは次回のレイアウト変更まで取り出すのはムリと、あきらめてました。
でも、今回ソメワケがボコられ、その追廻し行為の副産物として、砂の舞い上がりも一層酷くなり、早急な対策が必要となったわけです。
そこで、まず・・・・
「親方」はエサの時間になると底から、水面付近にまで浮上してきますので、ここをうまくアミですくえないか試してみます。
しかし「親方」はアミをみると、案の定「サッ」と身を翻して逃げてしまいます。
警戒心のないデバならいくらでもすくえるのですが・・・・・・。
ふーむ。・・・やはり、この方法では捕獲不可能。
まぁ、しかしこれは想定内。
▼次に罠を仕掛けてみました。

エサとして、クリルを置きました。
しかし、ケースに近づきこそすれ、用心深くケース内には決して入りません。
…結局、「親方」は一度も入ることなく、ネッタイにクリルを2度ほど食い逃げされました。
ぐぬぬ。

・・・くそぅ! 人間、ナメんなよっ!(#`Д´)ノ ハァハァ…ゼイゼイ
▼…こうなれば、やはりコレしかないよーだなっ。

釣り道具箱からフナ釣り用、ハリス0.3号を発見しました。
▼釣ったときに取れなくなるので、針のカエシを念入りに潰します。

※カエシを潰しておかないと、なかなか針が取れずに魚が気の毒です。
実行の際には、必ずペンチなどで潰しておきましょう。(ゝω・*)b
このままでは、仕掛けのオモリと針の間隔が長すぎるので、ハサミで5cmほどの長さに切り、ヨリモドシに結び直します。
針の先端に「クリル」をセットし底に沈めます。
さっそく、他の魚が寄ってきますが手で追い払い、少しづつ針を「親方」の方へ近づけていきます。
すると・・・親方が、すばやく岩陰からダッシュしてきて餌を咥えました!
まるでアイナメのようです。
・・・・・しかし、
合わせ(針をかけるタイミング)が遅く、エサだけ取られてしまいました。…orz

気を取り直し、人間の威信を賭けて再度チャレンジ・・・・
またもダッシュしてきた「親方」が餌を咥えたのを確認した瞬間、「スッ」と針を持ち上げたら・・・・
▼今度は見事成功!!ヽ( ´∀`)ノ


・・・・などと言いつつ針を外し、飼育ケースに戻します。
コツは、かかった「瞬間」に針を「すばやく」持ち上げることです。
ゆっくり合せて、針を飲まれると外すのに苦労しますし、魚のダメージも甚大なものとなります。
▼捕獲した「親方」。

こうして、「おさすい一の智将」は監獄学園逝きとなったのでござる。
ちょっと気の毒ですが、出荷までここで待機してもらうことにします。
●応援よろしくねっ!(ゝω・*)vキャピ

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