「水槽平和維持軍本部」では、前回「ミドリイシのひさちゃん」を蹴落とし、その前にも、
あの「大崩落事件」を引き起こした前科者、通称:「ヤドカリ大佐」を、これ以上、野放しに
できないと判断。住みかを急襲し逮捕、身柄を拘束することに成功しました。
身柄の確保は、例によって「三角コーナー用ゴミ袋」で行います。
こうしてみると気の毒ですが、これも水槽の平和を維持するため。
…ま、仕方ありません。

1日目
「…よしよしサンゴも崩れていない。このまま時間をみて出荷するであります。」
2日目
「気の毒だから、少しゴチソウを。…というわけでクリルのカケラを袋の中に
落としたところ、身を乗り出して食べているであります。異常なし、であります!」
3日目(朝)
「変わりない。今日は仕事で外出であります! ゲ~ロゲロリ!(ん?)」
3日目(夜)
…酔って帰宅。「…!?あれ!!」
なにやら(貝の外に)本体がとびでているように見える…であります?。
…モア殿!我輩、のみすぎたでありますか?
いや、やっぱり現実だ! あわててとりだす。
(※ややグロ注意、クリックすると拡大画像がでます。)

よくエビの抜け殻でビックリしたことがあるが、このズッシリした質感は…
どうみても本体そのもの。
ヤドカリがそんなに簡単に死ぬわけないと思っていたが…
いったいなぜ? まさか、身軽になって脱出しようという作戦なの…か?
などと、くだらないことを考えつつ、ふと、貝(シッタカ)を、よ~くよくみると…

なぜだ? …しかも

え?脱皮!
いや…それでも、ハサミの部分の、この重量感&リアリティー、これが「抜け殻」とは、やはり信じられない。
「!?…まてよ、やっぱりコイツは本体で…もしかして、この中にいる方が「抜け殻」か…??」
…と思っていたら
…出てきた。

真夜中に、しかも一人で「しんじゃった?」と思い込んでいたのが、急に動き出すと、結構本気でこわい。
そして、あまりの驚きに、ついびびってしまい…そのまま水槽に投げ込み、釈放。…orz (へタレ)

翌朝、確認を兼ねて撮影。やっぱりただの脱皮だったらしい。
こちらをみる目つきが、心なしか鋭く感じるのは………きっと気のせいに違いない。
水槽平和維持軍…まさかの敗北。
■■■■■■■■■■■■■■今回の話のまとめ■■■■■■■■■■■■■■
A4に約1枚分の文章とオリジナルのイラスト3枚、写真を6枚、3時間費やしたが、…要するに、
「ヤドカリが脱皮した」と9文字で終わるお話でした。
(…そう、書くことないの…シクシク)
▼「最初から見抜いてたぜ!」と思った方は。(そうでない方も)

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