おさすい設備増強計画について
いままで「お財布にやさしい」というテーマで、やってきたこともあり、
このサイズの水槽と生体数の割には、かなりショボイ設備で、やって
きたわけですが・・・・
さすがに90cm×45cm×60cmの非OFから、120cm×60cm×60cm
のOFになると水量も約3倍となり、
従来の設備を踏襲したままでは、
いろいろ不都合も出てまいります。
そもそも、
120cmにしたのは、サンゴ礁の再現、つまりSPSとスズメの
乱舞を両立させたいという、私にとってかなり欲張りで、ハードルの高い
目標があったからなんですが、どうにもこの辺で限界を感じてきました。
魚もSPSも数が少ないうちはいいのですが・・・
やはり魚が増えれば水質が悪化しますし、サンゴが増えれば水質の不安定
さからRTNなども発生したりして、一気にダメになったり。
…なので、この辺でサイズや目的に応じて最低限、相応な設備を整えること
にしました。
今回の「おさすい設備増強」に関する項目は下記の3つです(`・ω・´)ゞ
1)Ca・KH・Phの安定化
2)照明の増強
3)その他あれこれ
まぁ、「いまさらかよ?」なんですけどね。
このうち、今回は(1)について書いていきますが、まずその前に、ここで
「おさすい」の経緯やコンセプトについて振り返ってみます。
「おさすい」の経緯とコンセプト
90cm水槽のときは、十分に熟成した砂とライブロックに強めの水流
を工夫することで、非OF・ろ過装置・スキマー・リアクター・浄水器なし
でやっていました。照明は150wのメタハラが1つのみ。
底砂は、数種類の砂(パウダーから#1~#3)をブレンドし3~10cm程度に
敷き詰め、
「底砂を考える」に書いた各種のベントス生物とCPファーム
の最高グレードのライブロックを入れてました。
ブレンドといっても、減れば追加していましたのでサンゴ砂やアラゴナイトも
ありましたが、粒の大きさはパウダーが約8割くらいです。
これに、デニボールとかも入れてたような・・・。
ひねくれた私らしく、
「○○○がないと飼育はできない」ってホント?
・・・・というのが、そもそものスタートだったんですね。
で、結論を言えば設備がなくても魚の数をあるていど抑えLPSや
ウスコモンなら十分に飼育はできました。
▼これは、そのころ飼育していたウスコモン。
▼ガラス面と水面で成長がやっと止まった感じです。
横は40cm、高さは30cmくらいだったでしょうか。
数年で90cm水槽のほぼ半分を占領する位になりました。
さすがに色は良くないですけどね。
当時、水換えは「シー・ライフ」で、添加剤なども一切なしで、
1~2ヶ月に1度、水道水で溶かして50Lほど交換してました。
(クーラーはゼンスイCL-500使用)
そのほか魚は、デバを10~20匹程度と、「ナンヨウハギ」や、
「ソメワケヤッコ」も、このシステムで8年ほど飼育しました。
ちなみに、
底砂は一度も入れ替えたことはありません。
この砂、水槽を入れ替えた昨年の6月に全部取り出して入替え
ましたが汚れは思ったほどなく、硫化水素などの異臭もほとん
ど感じられませんでした。
ただ、イロイロな生物がものすご~く「わらわら」いまして
10年ほど
前に入れたハズの青イソメ?とかも真っ白な姿で生き残ってたりw
繁殖したのか、生き残った個体なのかはわかりませんが・・・。
詳しいことは判りませんが、この砂の中では生物層がうまくバランス
しており、独自の生態系があったのだろうと推測しています。
おかげで(?)、砂が腐ることもなく、また手間もお金もかけることなく
水質が、そこそこ安定してたのでしょう。
だから、
水質検査なんてほとんどしたことがないくらいでした。
とにかく底砂の機能は十分に果たしていたようです。
いや~自然ってすごいですね。
しかし目標と水槽が変わったら・・・・・
さて、このような経緯を経た私は、やがてこの水槽でミドリイシを飼育
しようと思い始めます。
しかし…やはり水質にな敏感なミドリイシともなると、このシステムでは
一部を除いては、数ヶ月維持するのが限界。
そこで、スキマーなどを設置してみたものの、「器具を使わない」、
「水質測定しない」という手法に、あまりに慣れてしまっていた当時の
私は、器具のことは詳しくない上に、そもそも水槽がオーバーフロー
でないため、器具も取り付けようがありませんでした。
・・・しかし、まぁダメなものはダメ。
まぁ、これは仕方ありません。
このまま
90cmの非OFでもいいかなーと思ったのですが、ある1枚の
写真が、この考えを崩壊させました。
▼それがコレ。

(引用:(C)マリンアクアリスト)
この画像を見たときから・・・・
Σ( ̄□ ̄;)水槽で、ここまでできるものなのか!?
まるでダイビングしたようじゃないか!…と思い、
いつかは、SPSとデバを乱舞させた、こんな水槽にしたい
いや、「ヤッテヤルデス!(CV:竹達彩奈)」・・・・と目標が変わったのでした。
(この水槽って、5m×1.2m×0.8mなんだけどねw)
後に、
P@タマ先生(ぴろっく@さん)から、この水槽は、
「とあるお店の水槽」であることを教えてもらいました。
残念なことに今はこのようなレイアウトではなくなってしまった
そうですが、とにかくできるだけ大きな水槽で、コレに近いもの
を・・・と思うようになったというわけです。
増強計画(1) Ca・KH・Ph安定化対策
・・・さて、前置きがすっかり長くなってしまいましたが、
120cm水槽でOFにしたとはいえ、SPS+多くのスズメダイという
テーマはなかなかハードルが高いです。
魚を多くすれば水はどんどん汚れ、サンゴを増やせば海水の微量
成分などもどんどん減っていきます。
90cm非OFの時代は、全体で水量が150Lでしたので、50Lの水換えを
すれば1/3が入れ替わることになりますが、今の400L近い水量だと、
週1回の50L程度の水換えでは全体のわづか1/8に過ぎません。
とはいえ、これ以上、水換えを増やすのは、時間・労力・塩代も負担に
なってきます。
私は「義務みたいな縛りがあるもの」を趣味にしたくありません。
自営は時間が自由になりますが、ならないときは食事も睡眠時間も削ら
ざるを得ないときもあるし、お付き合いもあれば、アニメ見たり、お酒を飲
んだり、こーゆー変なブログ書いたり・・・
まぁ他にやりたいことがたくさんあるわけです。
しかし・・・こうなると、やはり器具に頼るしかありませんよね?
P@タマ先生はじめ、ブログで知り合った方からイロイロ教わりながら、
まず、栄養塩(No3とPo4)は、リン酸浄水器とBPシステムで、かなり
低減させることができました。
これが今年の始めくらいです。
次にSPSの調子を維持するために、KHとCa、phを安定させなくては、
なりませんが、これについては「アラガミルク」を使っていました。
しかし、毎日ポタポタしながら、いちいち水質測定するのもタイヘン
ですし、液体のCa添加剤使用によるイオンバランスも気になります。
Caリアクターは昨年から持っていたのですが、ボンベとかを設置するのが
メンドウでしたし、最近ではドージングポンプでもお安いのがありますから
これで添加剤を補給するか・・・?
どっちを採るか迷いもあったんですが・・・
結局、あれこれ添加剤を使うより、今もっているCaリアクターを使うことに
して、まず
コレとPh計をつけることにしました。
▼1年半も押入れに寝かしていたため壊れた部分を補修。
あと「Co2ボンベ(ミドポン)」を手に入れなければ意味がありません。
実は、近所にあった酒屋さんが昨年閉店してしまい、この入手をどうするか
ということも「リアクター導入のネック」になっていたんですが…
▼事情を話したら
「ふぐすまの親友」がアッサリ送ってくれまいた!ヽ(゜∀゜)ノ
ありがたし、ありがたし♪
と・・・ここからが、ようやく本題なんだけど・・・なんか長くなってきたし
そろそろ飽きまいた。w
そのようなわけで、また次回に~<(_ _)> ゴメンナサイ

「えーと、なんで16歳と言ってるのに10年前とか・・・・ですか?」

「・・・そりゃ6歳からやっているからだよ。」
●To be continued
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