あのー突然ですが、『根』ってご存知でしょうか?
たぶん、ダイバーの方はご存知かと思いますが、そう、あの海中の岩礁のことです。
ダイビングポイントのことを、よく「〇〇根」などといったりもします。
■海中のオアシス…『根』
私が、以前サイパンへダイビングに行ったときに、明るく白い砂が拡がる海中にポツンと切り立った見事な
形状の小さな根をみかけました。
その日はシュノーケリングで、水深は約1.5m、根の高さは約1mくらいでしたが、そこは、サンゴやヤギ、トサカ、
カイメン、スポンジ、海藻等の生物に加えて、多くの魚がわらわらと集う、まさに「海中のオアシス」だったのでした。
▼まぁ、こんな感じね。(いい加減なイメージ図)

私は、そのあまりの美しさに
「ぼー」っと眺めていたものです。
…それ以来、いつかアレを再現したいと思うようになりましたが、ウチの水槽には、ろ過装置がない上に、
イソギンや魚も多く、岩のデトリタスを落とすために、数ヶ月ごとにバケツで振り洗いするという理由で、
岩組みをボンドで固定することができず、どうしても、ひな壇式の、水槽の背面にもたれかかった
「イマイチ立体感に乏しい」レイアウトになってます。
水槽は依然として平穏な状態が続いていますが、段々見飽きてきたのと、ひさ坊さんから教えてもらった
「盆栽レイアウト動画」をみて、あのときの記憶がよみがえり、今回は無謀にも,
「根の再現」にチャレンジ!することに決めました!
(あー、言ってしまった。本当にやらねばww)
そもそも、この水槽を始めたのは自然の水景を、なるべく自然な形で再現したいというのが発端なのです。
…サテ、しかし、どこまで再現できるんでしょうか?
「タワー職人」としての名誉(笑)をかけ、とりあえず
■計画概要
具体的には…「岩組みを超高くしてみた」で作った高さ45cmの「海中スカイツリー(笑)」を、
そっくり中央部分に移動し、「大きな根」を作り、さらに水槽左側の砂地を開けて、
ここに新規の「小さな根」の2つを作る予定です。
▼まぁ、こんな感じね。(いい加減な予定図)

この中央部分を高くして段差をつけることで、サンゴたちを、イソギンチャクの脅威から守りたいという理由も
あります。
また、以前植えつけていたミドリイシが、拡がるスターポリプの下になって光があたらない状態になってたり、
ツツウミヅタが、ヤドカリに蹴飛ばされて転落して調子を崩したりしてしまってるので、これらも、もっといい
場所へと引越しさせます。
▼スタポの陰になってるミドリイシ。

▼転落するツツウミ。

■まずは準備してみる
まず、「大きな根」ですが、水槽の60cmの高さを活かし、現在10cmほど余裕を持たせている水位を上げ、高さを
水面ギリギリにまで積み上げようと思うのですが、従来の手法では、こんな高さに積み上げることは到底ムリ。
…そこで、パイプの柱を設置し、それに固定していく方法をとることにしました。
▼エーハイムの何かに使っていたか、おぼえてないパイプ

このままでは、どうにもなりませんので、柱に穴を開け、そこに結束バンドを通し、
ライブロックを固定することにします。
また場所によっては、プラ棒を差し込み、さらに固定しやすくするという二段構えの作戦なので
あーる。
▼穴を開けてみた。

穴あけには、プラモデル用の「ピンバイス」に3mm径のドリルをつけて使いました。
また、この太さだとプラモデルのランナー(部品が付いている丸棒状の枠)を、そのまま
流用できます♪
また、このプラ棒は、柱だけでなく、ライブロックに開けた穴に直接差し込んで、そこに
サンゴや岩を固定するするためにも使用していきたいと思います。
…しかし、このイマイチ頼りなさ気な、プラモデルのランナーで…
果たしてサンゴは固定できるのでしょうか?
ちょっと強度が心配です。
また、このドリルで、果たしてサンゴの土台に穴は開くのか…?
実際に飼育中のサンゴで試せばいいのですが、最初から、生体をいじくり
まわして実験するのはリスクが大きい。…ような気がする。
さて…何かいい方法はないだろうか?
■実験してみる
▼あっ!

…なんと、前々回「カップ麺のふた抑え」となった「ひさちゃん」がいるではありませんか。
早速、「ひさちゃん」の土台にドリルで穴を開けて、試してみることにしましょう。
…ごりごり(ドリルで穴あけ中…)
▼できたよ?

おお!意外な安定感!?
▼ちょっと振ってみた。(ぷるぷる)

この通り、1cm位の深さに棒を差し込んでみたところ…
振っても全然ダイジョウブです!
コレならいけそうだ!!(ありがとうひさちゃん!頑張るよっ!)
でも…今日はここまで。つづく。
▼書くための燃料投下を…どうかお願いします。

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