今回は、リン酸塩対策として昨年の11月に設置した「自作PETボトルのBP装置」
(以下あくあ式BPと勝手に呼びます)を設置して約3ヶ月ほどたちましたので、
運用結果をご報告しようと思います。
▼あくあ12式BPそうち (元、ソルトカシスジュース)

果たしてちゃんと役に立っているんでしょうか?
数値を測って「リン酸塩が下がったよ~♪」というのはカンタンなのですが、一時的な
数値ではなく、やはり実際に運用してみて、「飼育しているものが維持できている」
という、「結果・実績」が伴わないと説得力がないと思いますので、まず現在の状況
からです。

うにどんさんから、いただいた「ウニタソ杉」ですが、ウチの水槽でもめげることなく
生き残り、ウチの水槽内で最も明るい「あくあの塔」の頂上にそびえ立ってます。
コレをいただく前に以前、自前で入れた水色のスギノキは、
3ヶ月でダメになってしまいました。
しかし、「海道達磨」と、「あくあ式BP装置」を追加したおかげか、
このうにタソスギは、無事3ヶ月生き残っています。
▼うにタソ杉(左)・エダイボサンゴ(右)

いただいたときより若干色が濃くなりました。成長は・・・してんのかな?
でも、まぁ部分的に白化することもなく元気です。
こーゆーいただきモノは溶かすと非常にバツが悪いし、すっとぼけるワケにも
行かないので細心の注意が必要です。
間違っても、水の蒸発に気づかず、うっかり水位が下がり・・あのー、その先端が・・・
ちょっぴり白化したなんて口が裂けてもいえませんでしたが、
いつの間にか復活した模様。(・・・ほっ)
とにかく、コレを維持するということは、今後私がこの
ちゃんと維持できるか?…という指標でもあるのです。
そのほかに、12月に入れたクシハダ(?)ミドリイシも色がよくなり、こちらは
少し成長もしているようです。
▼クシハダミドリイシ(?)。

「スギを3ヶ月維持したからなんだよ?(笑)」
と思われるかもしれませんし、私も、もちろん自慢してるワケではありません。
ただ、ここで書こうとしていることは「こんな設備(PETボトル)で、どのくらい
の成果があるか?
「もしかしてこんなんでもSPSいけんじゃね?」というレベルの
お話ですので、どうか生暖くみてやってくださいまし。

今日は、前回の水換えから10日目。…明日は水換え予定日です。
そこで・・・・久々にリン酸塩を測って見ましょう。
▼・・・ゼロ?

設置前は、水換え直前に測ったとき、よくて「0.1mg/L」下手すると
「0.25mg/L」位は出ていましたが、ウチのように、魚が多く給餌量も
多く、非OFだからスキマーも外掛けのみ・・・とゆー三拍子揃った迷水槽では、
『まぁ、仕方ねー』とあきらめていました。
実際、水換え1週間後に「検出0」は、このBP設置前にはありませんでした。
この結果を持って、「=あくあ式BPそうちの効果」という特定はできませんが、
他に要因もないことから・・・・
このBP装置は、たぶん有効に機能しているものと推測し、
当水槽のリン酸塩対策は目標を達成した
・・・と考えるコトにします。
※いろいろな方からのご協力やアドバイスに改めて感謝いたします。

ところで、このBPというのはバクテリアのエサ(バイオペレット)を
「わらわら」させることでバクテリアを培養するシステムです。
PETボトルの中で、粒状のバイオペレットが「わらわら」動くと、粒の表面に
まんべんなくバクテリアが沸くわけです。
▼解説図。

BPを被覆したバクテリアは、やがて流れる水とともに剥離し、水槽の中へ流れ
出しますが、出水側にはBP自体の流出を防止するための網が張ってありますので
ゴミやバクテリアで目が詰まると「わらわら」の動きは小さくなります。
そこで毎晩、PETボトルを「しゅぽしゅぽ」して詰まりを取り除きます。
なんで夜間にやるかといいますとバクテリアは、水の浄化だけでなく、
SPS(ミドリイシ類)のえさにもなるからです。、
▼バクテリアがミドリイシのエサに・・・

昼間は光に依存して栄養を得ているせいか、あまりポリプが開かない
うちのミドリイシ共ですが、夜間はポリプを出しています。
では、照明が消えたとき(夜間)の姿はどうなっているかといいますと・・・・
▼夜中、急に照明をつけて撮影したエダイボサンゴ(夜間)

▼同じく、クシハダ(夜間)

ね?先ほどの、昼間に撮った画像と比べて、ポリプが開いていますよね?
だから夜間に「しゅぽしゅぽ」してバクテリアを供給するわけです。
ちなみに、今流行(?)のZEOvitシステムっていうのは、意図的に褐中藻を
減らしてパステル色を引き出し、(褐中藻が殖えると色が濃くなる)光依存から
ポリプからエサ(バクテリアなど)を摂取させることで維持・育成するというものです。
さて、うちの残る課題は、今使っている人工海水「インスタントオーシャン」の
KHが高い(13dKH)ことと、珪酸対策なのですが、これは今後対策を考えていきます。
単に「RO+DI」を使えば済むことなのかもしれませんが・・・
ここまできたらなんとしても使わずに逝きたい!と思うのでした。
おしまひ。
☆まじめな記事書くと非常に疲れる・・

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