さて、「おさすい」のシンボルである、「あくあの塔」(水槽レイアウト)。
最近少しづつサンゴを増やしてたりしたため、段々レイアウトが横に間延びしてきました。
▼「あくあの塔」改装前

「あくあの塔」は、縦長で砂地が広く見えるレイアウトがコンセプトなので、最近この形状が気になってきました。
これじゃ「塔」じゃなくて「島」です。
また以前、大崩壊したとき本格的な組直しをせず暫定的にゴマカシたせいでサンゴ配置の密度もイマイチ薄く、無駄なスペースも散見されます。
「塔型」は水流がよく廻り、照明を集中できるメリットがある反面、置けるスペースが限られてしまうためサンゴを多く配置するには密度を高める必要があります。

今回は、この「あくあの塔」の横幅を2/3ほどコンパクトにするのが目標です。
また同時にサンゴの成長に伴う問題も改善しようと思います。
「問題」というのは、サンゴ同士の接触やグラつきもあるのですが・・・
前面に置いたサンゴの成長に伴い、後ろにあるサンゴが全然見えなくなってしまっているということです。
1年前と較べると、「あくあの塔」の主役級のスギとヒメマツもかなり成長しました。
たった1年ですが、どのくらいの変化があったかというと・・・・・・・
▼ヒメマツ(2014 10月05日)

これ最近、正面からみるとスギに隠れて撮影できませんので・・・・・
▼ヒメマツ(2015 09月25日 上から)

もはや二次元世界では形状が現せないくらい妙な形に成長し枝も増えています。
また、スギを1年前と比較しますと・・・・・・
▼スギ(2014 10月05日)

▼同スギ(2015 09月25日)

成長はうれしいのですが、正面から見るとこのスギに隠れてヒメマツが見えません。
▼正面からほとんど見えないヒメマツ(2015 09月25日)

今回のレイアウト変更は、このヒメマツの移動が一番の課題です。
これ、根元の基部1本から、全高・全幅共に約18cmに渡って複雑に枝分かれしているためバランスがすごく悪いのです。
自立困難な上に複雑な形状なため、どこにでも置けるシロモノではありません。
更に今後の成長もある程度考慮しておく必要もあります。
そこで、少し位置を下げてスギと並ぶように配置することにしました。
まず適当な大きさで重みのある岩の凹みをドリルで深く加工する土台作りから始めました。
水流が強い場所でアンバランスな本体をしっかり支えるため、土台の岩自身がグラつかないよう、
さらに上から板状のライブロックで抑えます。
▼かなりの難工事でしたが、なんとか自立させることに成功。

仕上げに隙間にボンドを押し込み、待つこと30分。
ようやくしっかり固定できました。
このヒメマツさえしっかり固定できれば、他のサンゴは移動だけでカンタンに密度を高められます。
一番頂上にある巨大ウスコモンもかさ上げして水面ギリギリに持ってきました。
また、高さのあるライブロックを置いてパープルのミドリイシも10cmほど嵩上げしました。
これもなかなか色がよくならないので、少し照明を強くしたかったのです。
今回は、思い切って水面近くに持ってきました。
▼「あくあの塔」頂上1509上から

その結果・・・・・・・
▼比較のため、再び改装前

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
▼これが改装後

横幅が概ね2/3くらいに収まり、やや背が高くなりました。
その分、砂地が広がりました。
▼ようやくヒメマツも、水槽正面から全体が見えるようになりました。

さんざんいじり倒したせいかポリプの出が皆無ですw
ついでに・・・・この1年間で変化したといえば、このショウガもかなりのものです。
この個体は、ちょっと面白い変化をしているため、ついでに書いてみます。
▼2014年 10月

この個体は、導入時から位置をほとんど変えていません。
導入時は濃いグリーンのありふれた感じの色でした。
▼2015年 01月

しばらくたつとなぜか褐色になり、ジャガイモ化しました。
で、このころから照明の強化・変更を行い、このショウガは「Aqua Spec50w」の直下となりました。
▼2015年 10月

なにやら照明が合ったみたいで、色と形状、そして大きさも大きく変化しました。
「Aqua Spec50w」というのは、以前「おさすい」がモニターとなったLEDのことです。
水面に映っているのがそうですね。
この器具は照射角が30度ということもあり直下は、かなりの明るさです。
水流は、そこそこ強めの場所ですが、スカスカの枝間が非常に密になったように思います。
うちでは珍しいパステルっぽいグリーンで水槽内でも非常に目立ちます。
★長くなったので次回に続きます。(ゝω・*)v

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