前回の続きです。
まず、前回のおさらいから・・・・
重なって見えなくなってしまった大きなヒメマツを移動・固定。
塔の右側にあったコモンの塔を解体、左に持っていき、さらにサンゴの密度を高めるために配置移動しました。
▼移動まとめ。

→ ヒメマツの土台補強工事と移動。
→ ピンクのミドリイシを嵩上げして上に。
→ コイボミドリイシを右側へ。
→ ウスコモンは割って左側に。
▼スギにかくれていたヒメマツが横並びになり少し林っぽくなりました。

魚が多いので、栄養塩「0」とかパステルSPSはあきらめ、比較的強めなSPSを揃えています。
・・・というか、淘汰されたというべきか??
とはいえ硝酸塩(NO3)は、概ね0.2~0.75mg/l、リン酸(PO4)は最近少し上がって0.2~0.3mg/l程度です。
リン酸は、少し前まで0.1mg/l以下を目標としていましたが、ソフトコーラルやキクメイシなどLPSも入れたので現在は、あえて0.2~0.3mg/lを目安にキープしています。
リン酸が0.5mg/l位でも、うちのSPSは持つと思います。
また、かえってこの位の方が成長が早くなるといった研究もあるみたいですが、調子を崩す個体が出ても困るし、私の感覚では0.5だとSPSの調子がやや落ちるような気がするため、結局この位の数値に落ち着いたという感じです。
このへんは、あえて根拠のある数字ではありません。
私の感覚では、SPS以外のサンゴにとって、この数値はややキツイかと思います。
まだ長期的にどうなるのかわかりませんが、今のところツツウミヅタの増殖もみられます。
微量元素とアミノ酸などの添加も始めましたので、再び1年以上の飼育を目標にしたいと思います。
それから、パステルなSPS個体は、とてもお高いですが、うちのサンゴは概ね¥1,500~¥5,000までです。
産地はフィジーなんかは皆無。 大半はインドネシアでしょう。(たぶん)
あまり茶色の濃いものは避けてますが、色落ちしてSHOP水槽の底でいじけている薄いベージュなどのお安い個体が色上がりすると密かな満足感にひたれます。
▼で、今回足したのはこれです。

なんかSHOPの「色落ち?コーナー」みたいなところでくすぶっていました。
なんとなく化けそうだし、¥1,980だったのでもらってきまして9/17に入れました。
来年、また1年後の比較ができればなーとか思っております。
現在、約3週間経過しましたが、早くも少し色が乗ってきたようです。
どうも元は「ライム系」の個体だったようですね。
▼3週間経過(2015.09.30)

撮影した場所は同じなので、照明の当り具合などでなく明らかに色がつき始めました。
白っぽいままでも良かった気もするのですが。
正直なところ、スギやヒメマツは画像で見るより実物の方が少しキレイだと思いますが、決してビックリするほどのものでもなく、早い話、うちには個々でみればこれと言って自慢できるほど激美サンゴはないのですが・・・
▼デバ30匹集団がくるとイメージが変わります。

パステルなサンゴはキレイですし私もそう思います。
ただ、なんというか…
こうやってデバを入れる場合、あまり極彩色やパステルじゃない方がいいように思います。
このあたりは主観や好みもありますが。
それに、超低栄養塩でパステルな色揚げしようとする人はこんなに魚を入れたりしないでしょうけどねw。
個人的に、「景観はサンゴと魚が作るもの」と思っているため、どちらかだけの水槽というのは物足りなく感じてしまいます。
▼「あくあの塔」上から。

4つある水流ポンプは高価なものではありませんが、うち2つは「Hyder」のコントローラーで間欠水流とし、トルクのある水流が行き渡るようにしています。
夜間は間欠動作している2つは停止させていますので、朝、再起動するとゴミが吹き飛んで行きます。
「あくあの塔」右側の通路が、かなり拡大され水の通りがよくなりました。
ここが狭いと、どうも水が大きく流れていかないような気がします。
水の流れが止まると、ゴミの堆積の原因にもなりますし、ツツウミヅタが好むゆらゆらした流れができません。
ポンプは基本的に水面に向けて設置しています。
その方が、水流自体のパワーもあるし、光の拡散や酸素の補給にもなるからです。
照明の波長や照度を書いている記事は多いですが、水面のゆれによる光の拡散も大事だと思います。
▼「あくあの塔」を行きかうソメワケ

いじめられることがなくなり、水槽内の序列が上がったためか最近ようやく「あくあの塔」の周囲を泳ぎまわるようになりました。
この個体、人工エサは食べるのですが、その割に妙に食が細くやや心配な面もあります。
その割にあまり背ヤセはしていないのですが、エサの種類も変えてみようかと思います。
シリキの濃紺も、またヨスジのモノクロもミドリイシには似合いますが、私はSPSとデバのスカイブルー。 そして、このソメワケの組合わせが至高と思っています。
これと並ぶのが・・・クマノミとイソギンの組合わせでしょうか。。
最近、シマヤッコやスミレヤッコが人気ですが、個人的にはヤッコならやっぱりソメワケとチェルブが好きです。
▼シリキとデバわらわら。

一見無駄っぽいこの白い砂の面積が私にとっては重要です。
この砂が「海」を感じさせる気がして、このためだけに幅を60cmにしたといっても過言ではありません。
画像ではわかりにくいですが、「あくあの塔」の足下も空間が多いため底面積の7割は砂です。
何度かアマモを植えましたが、砂の厚みが足らないせいかなかなか上手く行きません。
いづれ一部だけを、ちょっとした砂山にして嫌気層を作り、そこにアマモ畑なんかを再現できたらいいなーとか思いますが・・どうでしょうね?
▼やっぱりデバは最高だぜ。

一度、デバの産卵を見たいものですが・・・なかなか実現に至りません。
試しに、夏場の一定期間、水温を26.7度まで上げてみましたが、やはり変化なし。
まだ成熟した個体が少ないからかも知れません。
さすがにこれ以上魚も足せませんし、サンゴを増やすと、また「あくあの島」になってしまうので当面は増やしません。
つまり・・・もうあまり書くこともがなさそうです。
「おさすい」の最終目的、念願であった水景がほぼ完成してしまいました。
・・・・・・さて、これからどうしよう??

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